身長コンプレックス

 人生で自分の身長にコンプレックスを感じたことがあんまりなかった。ただ、最近身長を猛烈に意識してしまう出来事が仕事帰りに寄ったコンビニで起きた。

 コンビニに入店すると週刊誌を読んでいる男性二人がいた。僕は立ち読みしている男性がいる方向に向かい歩いて目当ての商品を取りに行こうとした。ふとその男性二人に意識を傾けると二人とも僕よりも身長が高かった。

”僕よりも身長が高い客が二人いて、このコンビニの客は僕を含めると3人しかいなくて、そうするとこの空間にいる客で一番背が低いやつは自分だ。”

と僕は考えてしまった。そう考えると僕は身長が日本で見ても低い部類に入るのか。世界的に見たら確実にチビじゃん。そういえば、小中では身長が高い方に属していたけど高校大学と進学したころにはそうでもないし、小中と背が低かった同級生に久々にあったら身長抜かれてたし、デブでチビって一番やばいやつやん。というネガティブ思考にハマってしまった。実際僕の身長169cmしかなくて、日本人の平均身長をググってみたら171cmはあるらしく、平均以下なんだとショックを受けた。

 平成最後にコンプレックスがひとつ増えた。

早く起きた朝に

 昨日は仕事のストレスで頭痛に苛まされた。21時に家についてすぐに魘されながら眠りについた。

 気が付くと時計は4時を表示していた。朝の身支度をするのにもかなり早いが、みょうにスッキリした感覚があり二度寝をする気もおきない。腹は減っていたのでコンビニに飯を買いに出かける。

 録画をしていたアメトーク流し、天鳳を打ちつつ飯を食う。

 そうこうしていたら5時30分になった。

潜水

 小木港付近にダイビングができるスポットがある。僕たちはそこで初めてのダイビングを行うことになった。

 僕はダイビングを舐め腐っていた。海と言えども酸素があるんだからヨユーヨユーという態度である。

 簡単なダイビングの説明を受けて、すぐにスーツ・器具の装着をして海に中へ。レギュレーターという器具から酸素を吸引するのだが、これが思うようにいかない。おもったように酸素が吸えず地上でやっても苦しく、この状態で海の中に入ったらと想像するだけで怖くなった。指導者からは異変があったらすぐに伝えるようにと言われたが、日頃から音声のコミュニケーションしかしていない人間がハンドサインやホディランゲージで、しかもそれを海の中でやれと言われても「ほんとにちゃんと伝わるのだろうか?」と不安で恐怖感を増大した。

 海での簡易な練習が終わり、潜水していく。時化の影響で海が少し濁っており、さらに眼鏡を外しているため視界が悪い。レギュレーターでの呼吸にはしだいに慣れてきたが体の自由がきかないことで恐怖感が拭えない。

 水圧と内圧を一定に保たないと頭が痛みだすので耳抜きをする必要がある。ダイビングのための必須技術だが、耳抜きが上手くできない。この状態でさらに潜っていくのは無理だ。痛みが抜けない、体の自由がきかない、周りが暗い。この膨大な海で一人ぼっちになったらと恐怖感が増していき途中でリタイヤした。

 

 ダイビング一見楽しそうだけど、僕には無理でした。