2020年まとめ②

 家から出ないことに罪悪感が生まれない1年だった。週末家にいることに対してコロナだからという理由が与えられたことは救いで、ある種快適な1年だったとも言える。ただ飲食店が続々つぶれていく現状を目の当たりにしてザワザワする。別に日頃から通っている店なんてないけれど、誰かの生活が、はやり病で壊されるのは辛い。マクロ経済運営は難しい。はやり病を抑えつつ損なわれた需要を回復させる政策が必要ではあるが大手メディアは財政規律の大合唱。軽減税率の毒饅頭を食ったらそうなる。ツイッターのリフレ政策支持界隈は荒れている。ただ現状は菅総理にしか期待できないし踏ん張ってもらうしかない。アフターコロナとメディアは騒ぐが、ただ酷い不況が続くだけだろう。コロナの混乱で、ツイッターにおいて(政治的な意図の)ハッシュタグをトレンド入りさせるの嫌いな手法だが、それを大手メディアが民意だと報じるのを見て心底軽蔑した。俺らがすべきことは、ネット上で騒ぐのではなく直接地元の議員に真摯な意見を言うしかないのかもしれない。革命は望んでいない。

 木下古栗の新刊が出てた。まだ読み進めている最中だが、くだらないことが仰々しく綴られており最高である。B'zの配信限定ライブにはひどく落胆した。もう期待するのは辞めようと思った。そもそも50代後半の彼らに、なぜ俺はあれほどまでに期待していたのか。それが間違いだった。B'zを教えてくれた幼馴染の彼は高校に進学してアイドルへと興味が向かっていったが俺も遅かれその道を歩むことになった。アイドルといっても坂道グループが好きなだけだが。長濱ねるが欅坂を卒業して今年、芸能活動を再開した。俺はセブンルールという番組が好きだったが若林が同番組を卒業後にねると尾崎世界観さんが加入する形となった。それ以降は見ていない。ねるは垢抜けていて、素敵な女性になっていた。もう彼女はアイドルではないのだ。昔好きだった幼馴染に再開し何もかも変わっていて少し寂しくなるようなそんな風に感じた。そういえば好きな番組だけを録画してたHDDがぶっ壊れてしまった。それこそセブンルールのお気に入り回がすべて消えた。乃木坂どこへは乃木坂四期生とさらば青春の光との組み合わせのロケ番組で、徐々に二組が打ち解けていく過程がたまらなく愛おしくあったが2クールで番組は終了。そしてノギサカスキッツというコント番組になった。好きな番組は続かないものだ。チェーンソーマンを読むと感情が揺さぶられて負の感情がわいてくるので苦手だ。でもNTR的な刺激で読み進めてしまう。

 ハライチのターンで岩井さんの理想の一人暮らしの話を聞いて、自分の現状はぜんぜん上手くいってないなと思うけど、好きなもの食べて、あったかいお風呂に入れて、お布団で寝れてる現状は満足すべきものなんだろうと俺の大学生時代を振り返ると感じざるをえない。100kg越え糞デブコミュ障、準ひきもり野郎がまともに就職できたのは奇跡(まぁ、その奇跡は金融緩和のおかげでもある)。ただその大学生時代の弊害なのか他人とのコミュニケーションの取り方がまったくわからずうわべだけの関係で5年も社会人生活を送ってきてることにそろそろ限界を感じている。太宰治の小説「斜陽」の一説である”金が欲しい。さもなくば、眠りながら自然死”は究極的な願いでもある。ただはやり刺激的な人生を生きたいと思う。